
経費削減のために尽力している中小企業の社長の皆さん、思い通りにコスト削減が実現していますか?
なかなか思うようにいかなくて困っている社長さんも多いかも知れませんね。
コスト削減には、専門家の力を借りると良いのですが、専門家に依頼する前に自分の手でどうしてもコスト削減を叶えたい!という方のために、コスト削減のための「研修費」の削減と、「アウトソーシング」の活用について今回はお話していきたいと思います。
1|研修費
人財を育成するためには研修制度は、企業にとって必要不可欠の費用です。研修回数を減らしてしまうと結果として企業のマイナスに繋がる可能性も高いのです。
ですが、研修の実施方法を見直すだけで、研修費の節減が可能です。
1)eラーニングを活用する
eラーニングとはパソコンで出来る通信教育のことです。
理解度テストを受けることで結果がしっかりと分かります。外部から講師を呼んで講習会をするよりも、安い費用で行うことができます。
2)社内講師に講習会をしてもらう
研修参加後に、社内で同様の研修会を開催します。その際の講師は、研修参加者が行うようにします。
そうすることによって、研修参加者はより真剣に講習を受けるようになりますし、社員の理解度もUPすること間違いなしです!
3)希望者優先の研修会を実施する
あらかじめ研修会の定員を決め、希望者を優先的に研修会に参加させることによって、やる気のある社員に新たな知識をインプットさせることができ、会社として大きなメリットがあります。
4)研修費の一部を参加者に負担させる
企業で研修費を全額負担するのではなく、研修参加者に少額でも費用を負担してもらうことによって、「お金を払ったから真面目に受けよう!」と思う社員が増え、研修に対する集中度も高めることができます。
2|アウトソーシングの活用
企業の競争力を高めるためには、コア業務や生産性の低い業務はコスト削減を検討するべきです。そのためにはアウトソーシング(外注)を活用すると、大変便利です。
経営資源を中核事業に集中させることによって、競争力のアップと経営効率のアップが実現します。
1)給与計算の委託
月々の給与計算、社会保険の計算は定型的業務ですが、時間がかかりますので、専門的な業者に委託すると処理時間が早くなります。
2)管財業務の委託
工場や倉庫、営業所、社宅など自社で施設を持っている会社は、メンテナンスや設備管理に人手が必要です。
管財業務を専門知識を持った会社に委託することで、社員を中核事業に参画させることもできます。
3)清掃・警備の委託
自社でパートを雇うのではなく、アウトソーシング化を図る方が人件費削減につながります。
清掃や警備は専門性が高い必要はありませんので、アウトソーシングしてみましょう。
4)運送業務の委託
営業の担当者が運送の業務も行っていませんか?
ルートセールスは納品や検品に時間がかかり、生産性の高い業務ではありません。
営業は営業に集中し、納品などは業者に委託するとコスト削減が可能になります。
5)電話業務の委託
電話営業などで、コールセンターを活用する方法があります。
コールセンターとは、電話回線をコンピューターと連動させて、顧客情報や過去の購買履歴を把握し、オペレーターが営業活動をするというものです。
コールセンターは人件費の安い地域に所存していますので、コスト削減に繋がります。
6)販売促進業務の委託
新製品の販売に伴って、大規模な販促活動を行いますよね。
しかし、自社の営業社員だけでは人手不足です。そこで、短期間で集中的に営業活動を行う場合に、外部委託し効果を上げ、人件費の負担も削減させましょう。
▼今回のまとめ
今回は経費削減のなかでも「研修費」の削減の仕方と、「アウトソーシング」の活用術についてお話してきました。
●研修費
1 | eラーニングを活用する |
---|---|
2 | 社内講師に講習会をしてもらう |
3 | 希望者優先の研修会を実施する |
4 | 研修費の一部を参加者に負担させる |
●アウトソーシングの活用
1 | 給与計算の委託 |
---|---|
2 | 管財業務の委託 |
3 | 清掃・警備の委託 |
4 | 運送業務の委託 |
5 | 電話業務の委託 |
6 | 販売促進業務の委託 |
|最後に
費用削減の中でも研修費の削減、外注費の活用についてお話してきましたが、いかがでしたでしょうか?
専門家の力を借りたい!という方はぜひ芦屋会計事務所をご利用下さい。
経費削減や節税ノウハウなど社長さんの味方になって、一生懸命取り組みます。
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